医学部生の数学日記

あくまで日記からの抜粋っぽい感じ。
更新は不定期です。


ヒント:ソースコードから"!--"を検索

4/17(土)
よくある(有限次元)Galois理論ていうのは、いわゆる
「L/KをGalois拡大とし、GをそのGalois群(=Aut_K(L))とするとき、L/Kの中間体とGの部分群が
E → Aut_E(L) , L^H ← H
によって1対1に対応する」
てやつです。

とりあえずこれを何も考えずにさくっと示そうとすると、
・L^{Aut_E{L}} = E
・Aut_{L^H}(L) = H
の2つを示さないといけないのですが、どちらも左が右を含むことはすぐわかります。
つまり、行って戻ってくると必ず元以上にはなっているのです。
しかしその逆向きは自明ではありません。今考えている問題は
・中間体Eを真に大き(小さ)くしたときに部分群Aut_E(L)が必ず真に小さ(大き)くなるのか
・部分群Hを真に大き(小さ)くしたときに中間体L^Hが必ず真に小さ(大き)くなるのか
と言い換えることもできます。

まぁこれらは
「L/KをGalois拡大とするとき、任意の中間体Eについて
・[L : K] = #Aut_K(L)
・L/EもGalois拡大」
を示せばどうでもよくなるので、これを示します。

例のテキストではGalois拡大の定義が「K代数LがL上分解する」であったので、
n := [L : K] とおくと
#Aut_K(L) = #Hom_K(L, L)【K代数の射】= #Hom_L(L \otimes_K L, L) = #Hom_L(L^n, L) = #{pr_1, pr_2, ... , pr_n} = n
(2つ目の = は係数拡大のuniversality、4つ目の = はLが整域であることよりすぐ出る)
となります。

また
L^n \cong L \otimes_K L → L \otimes_E L という全射があるので
L \otimes_E L \cong L^n / I (I:L^nのideal)と書けますが、
IはI_1,I_2, ... , I_n : Lのidealたち の直和で書くことができる(一般にA×B-modはA-modとB-modの直和で書ける)ので
L \otimes_E L \cong L/{I_1} × L/{I_2} × … × L/{I_n} = L^m (L:体のidealは0またはLのみなので)
となり、L/EもGalois拡大です。


Galois拡大のよくある定義がどれなのかは知りませんが
手元にある本には「(有限次)分離正規拡大」と書いてあります。
ここで
「L/K:分離」⇔任意のLの元αについて、αのK上の最小多項式がその分解体において重根をもたない
「L/K:正規」⇔任意のLの元αについて、αのK上の最小多項式がLにおいて次数個の根をもつ(重根はあってもよい)
という定義です。
以後、某テキストでの分離拡大は「分離' 」、Galois拡大は「Galois' 」と呼ぶことにします。


ここで
・分離⇔分離' (あるKの有限拡大体E上でLが分解する)
・正規⇔準Galois(Lを含む任意の体Eについて、#Hom_K(L, L) = #Hom_K(L, E)。つまりHom_K(L, E)の任意の元のImageは実はLの中)
・分離' かつ準Galois⇔Galois'
が成り立ちます。これらによってGaloisとGalois' が同値であることがわかります。




4/10(土)
「斉次イデアルは斉次元しか含まない」とか妄想すぎる!


つまり結局やるべきことは、そのイデアルの各生成元の斉次部分が
そのイデアルにすべて含まれているかどうかを見るだけである。
朝飯作るより簡単。

4/9(金)
Artin環は、Artin局所環の直積でかけるのであった。
被約Artin局所環は、かならず体であった。
したがって、被約なArtin環は体の直積で書ける。
このことより、Artin環が整域ならば体であることがわかる。

ところで、Artin環の商環もArtin環である。
(これはArtin環の定義(AがA加群として長さ有限)からすぐわかる。)
これと上の話より、Artin環の素イデアルはすべて極大イデアルであるということになる。
つまり、Artin環はみな0次元なのである。

また、Artin環はみなNoether環である。
なぜなら、Artin環 A のイデアルを I とおくことにすると、
(A加群としてのIの長さ) ≦ (A加群としてのAの長さ) < ∞
であり、長さ有限な加群は必ず有限生成(容易に示せる)であるからである。



1/24(日)
$A$がNoether環 $\iff$ 有限生成$A$加群の部分$A$加群は必ず有限生成

1/22(金)
$A \rightarrow B$がfaithfully flatのとき、$M \rightarrow B \otimes_A M$は単射である。



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まとめ

IMOに参加してみて、IMOの素晴らしさがよく分かりました。
自分と同じくらいの年齢で、自分と同じように数学が好きな世界の人達と
交流が出来る、ということは普通に考えてとても貴重なことだと思います。
(国にもよりますが)彼らが予想を上回るテンションの高い人達であったことや、
数学しかしないかというとそんなことは全然なくて、サッカーが上手かったり、
ピアノが上手かったり、格ゲーやりまくってたり、1日中ネトゲやってたり
するということに主に驚きました。また、数学とは関係なしに、彼らの国民性とかも
少しは見ることが出来ました。(ただしクウェートの奇声はあいつらだけかも。)
単純にスロベニアの良さも分かりましたし。
鍾乳洞とか。実はもっと大きいのがあるそうです。是非行ってみたいです。

あまりこういう文章を書くのは得意ではないのでこのくらいにしておきます。
ただ、ここではやっぱり、あの事について触れておきたいですね。
これは「国際交流」と「数学」の2つが揃わないとおそらく実現しなかったですから・・

「共円、世界進出!」

IMOによって、ベルギーとバングラデシュの人に共円が伝わりました。
さらに、あれからバングラデシュの人とは、
共円に関するメールのやり取りもしています。
8月になった今も続けています。

彼は来年もIMOに来れるようなので、是非来年自分もIMOに参加して
彼と再会して共円の勝負をしたいです。


なにはともあれ、良い大会でした。
大会を支えてくださった全ての人々に感謝しておこうと思います。
(この中に、例のガイドが含まれているかどうかは謎ですw)

それではこのへんで。
おしまい。





7/19(水) :文部科学大臣を表敬訪問した後、自宅に帰る。

成田空港ロビー。午前8時半。天候、雨。NAE.

成田空港から東京の中心部まで1時間かかる。NAE.

しかも、東京に着いた後、直接家には帰らせてもらえない。NAE.NAE.
表敬訪問、なにそれ、おいしいの?

しかも283号室の3人(O-hos,omega,yos)は風邪引いてるっぽいし。NAE〜.

結局、JPNらも向こうの役人らも面倒くさがってたにもかかわらず、
表敬訪問はおこなわれました。NAE.

あとは、カレー食べて、関東組と別れて、itoとtosと一緒に新幹線で帰りました。
台風で微妙に新幹線遅れてるし。NAE.

名古屋駅でtosと別れ、大阪駅でitoと別れ、あとは適当に家まで帰りました。
「家に帰るまでがIMOです!」

帰宅。


7/18(火) :日本に帰る日(この日は17時間)。

おきました。
とにかく眠かったです。
空港へのバスは、20分後に出発するようでした。

JPNらは、ガイドに急かされながら、荷物まとめの仕上げをしました。
ガイド「イソゲ、バス、デル。ハヤク、デロ。」

バスの予定出発時刻に1分遅れで間に合いました。
しかし、バス来ません。
30分待って、ようやくバス来ました。
ガイドが急かしたせいで危うく荷物を1つ部屋に忘れかけていたO-hosが
かなり怒ってました。

バスに乗る直前、ガイドと握手を交わしました。
握るその手が少しきつかったかも・・・


バスではもちろん就寝。
しばらくして、空港到着。

飛行機を待っている間、JPNらは、
お土産でもらったエルサルバドルのお菓子とバトルしました。
正直、マズかったです・・・w

あと、飛行機に乗せる大きな荷物がほぼ全員20kg越えだったりもしましたが、
無事に追加料金を払わず乗れました。
こうしてJPNらは、スロベニアを後にしました。
(次来るのいつだろう・・・)


JPNらは、萎えてました。



帰りの飛行機では、最初に時間潰しのために全員で「第2回共円判定模試」をして、
その後は、各自いろいろしてました。
omegaが、自分の席のコントローラの効きが悪いと文句を言ってました。
まぁいずれにしても、ゲームとかやるテンションではありませんでしたが。
財団広報に載せる感想文書いたり、昼寝したりしてるうちに、日本に着きました。

はぁー、疲れた。
早く寝たい。





・・・って、今、朝やん。
午前8時半。
NAE.


7/17(月) :閉会式の日

おきました。
めしをたべました。

JPNらはお土産がまだあまり買えていなかったので、
ガイドに街へ連れてってくれるよう頼みました。
ガイドはお土産屋をいくつか紹介してくれると言いました。

JPNらは、ガイドについていきました。
ガイドとJPNらは、1つ目のお土産屋に着きました。

・・・ガイドはここで、JPNらを放置してどこかに去ってしまいました。
またまた関係悪化。

仕方が無いので、JPNらは適当にそのへんをぶらつきました。
itoがお土産屋で、1000スロベ札を5000スロベ札と勘違いされて、もうけました。

itoは店に4000スロベを返しに行くべきでした。しかし、腹黒いitoは
行きませんでした。
私達5人は、itoにアイスをおごるよう求めました。
しかし、itoはもうけたお金でTシャツを買おうとしました。
しかし、Tシャツは売り切れていました。
しかし、それでもitoはアイスをおごりませんでした。悪いヤツです。

結局アイスを自腹で買いました。
スロベニアでは、味を2種類指定するとダブルサイズが出てきて400スロベかかるのに、
味を1種類指定してもダブルサイズが出てきて、しかも200スロベで済みます。
スロベニアンの金銭感覚はやっぱりおかしいです。

帰り道、O-hosとまたエセ英会話しました。
↓は実際になされた会話です。(文法間違ってるとか言わないでください。)

O-hos "Why is Japan team always high tension?"
yos "Because everything Japan team does is in order to win the ITO."

O-hos "Hi, nice to meet you. Where are you from?"
yos "I'm from Japan. Where are you from?"
O-hos "I'm from Japon, not Japan."
yos "Oh, really? Where is Japon?"
O-hos "Uh... , Japon is above Japan."
yos "Above?"
O-hos "Yes, certainly Japon is above Japan. The altitude of Japon is 4 million kilometers."
yos "Wow, 4 million kilometers! How high!"
O-hos "Yes. And sometimes Japon's people jumps from Japon into Japan in order to commit suicide."
yos "Oh, really? I didn't know. By the way, can I see Japon from Japan?"
O-hos "No. It's too high."
yos "Oh, no. It's too high.... did you say 4 million kilometers? So, Japon is not in the earth...?"
O-hos "No. Actually It's a planet."


宿舎に戻り、昼飯。
そのあと、閉会式のための正装。

閉会式会場へ、歩いて移動。
ガイドに必ずついて来るように言われていましたが、JPNらはしゃべっていたり
信号待ちに引っかかったりして、ガイドとはぐれてしまいました。
それで、会場の前に着き、ガイドに再び出会ったら、ガイドにおこられました。
「信号待ちに・・・」と言おうとすると、言い訳するなと言われましたorz
もう関係悪化しすぎですw

その直後にガイドをまた見失いかけるも、なんとか追いつけました。
危ない危ない。
ようやく会場内へ。
よっぽど暇だったのか、yosとかitoの家族が来ていました。

閉会式。
表彰されました。
銀メダルを受け取りました。
(後から考えてみるとちょっとだけNAE.)

迷路型のメダル。あまりに斬新かつ適当(≠適切)。
裏の文字列さえ刻まれていなければ、お土産屋さんで
1000スロベぐらいで売ってそうな代物でした。

金の人達は、おもしろそうな副賞をもらってました。いいなぁ。

表彰式の合間に、スロベニアンの伝統芸能をたっぷり見させてもらいました。
意味がよくわかりませんでした。
彼ら、踊りながら叫んでました。何度も。イーイーヒッヒッヒィーー!
音楽にあわせて死んだ牛をホウキで掃いていました。イーイーヒッヒッヒッヒィー!
竹馬乗ったり縄跳びしてたりもしてました。イーイーヒッヒッヒッヒィー!

あと、彼らはIMOの旗を旗竿から取り外す役だったのですが、
上の人が下手くそなのか、旗が固定されているのか、
2分くらい頑張っても旗が取れませんでした。

楽な方法

もうIMO終わったのか、としんみりすることもあまりなく閉会式終了。
閉会式の後は、外に出て、写真撮影しました。

itoは、メダルが服の外に出ていなかったようでした。
itoは、来ていた妹に「お兄ちゃーん、メダル出てないー」と言われました。
その後itoは、ito以外のJPNらにも「お兄ちゃん」と呼ばれるようになりました。
めでたしめでたし。


IMO人文字とかもしましたね。この時。
正規の日記の一番上に写真うpしてありますね。
ちなみに、自分は「I」やってます。

その後は、晩飯パーティー。
JPNらは、ベルギー人の隣の席で食べました。
tosがベルギー人とオセロ対決をして、勝ちました。

ここで、ついにtosが「共円」をベルギー人らに教えました!
ついに共円が世界に進出したのです!

彼らはいたって真剣に共円をプレイしていました。
特に彼らが(彼らの言葉で)議論をしている様子が印象的でした。
特に、tosが誤って作ってしまった「いちご定石」の法冪中心点を
彼らが指差して、距離を測るしぐさをしていたときは、本当に驚いてしまいました。

ちなみに、彼らに聞いてみたところ「方冪の定理」を知っていました。

ともかく、これまで日本の少数の人の間での内輪だった共円が、
このように民族、文化、言語の壁を越えて驚くほどしっかりと
広まっていっているのをひしひしと感じました。
大袈裟に書いているように思えるかもしれませんが、このとき自分は、
若干感慨にふけっていました。


やがて時間が過ぎ、ito,cos,オブザーバーAや、他の多くの外国人選手が
宿舎に帰ってしまってからも、自分達はベルギー人らと共円を長時間楽しみました。
お土産交換もしました。
帰り際にバングラデシュの人達ともおみやげ交換をして、さらに、
あるバングラデシュ人に
「宿舎に戻ったら是非僕にも共円を教えてほしい」と言われました。

外もかなり暗くなってきていたので、宿舎に戻るためにパーティー会場を出発しました。
ところが、途中で腹がいたくなりました。
近くの店に入り、店員に聞きました。
店員は"maximarket"にトイレがあると言いました。
それは、パーティー会場のすぐ隣にあったスーパーマーケットでした。
いわゆる「スタートにもどる」でした。o--rz

トイレ後、出直し。
omegaと一緒に宿舎に帰りました。
omegaの方向感覚がおかしいことが分かりました。

宿舎到着。もう外は真っ暗になっていました。
部屋へ。
自分とomegaは、O-hosと合流。

あとの3人は、駐車場でエストニアとかエクアドルの人らと
サッカーしているようでした。
自分達は疲れていたので、屋内で交流をしました。
マツケンが交流の最大の武器だったのですが、もうお亡くなりになっていました。
そこで、持ってきていた「だるま落とし」で外国の人らと遊びました。
最後にあげちゃいました。

ここで、サッカー組が戻ってきました。
ボコられまくってたようでしたw

その後、共円を教えてほしいと言っていたバングラデシュ人に出会えたので、
共円を教えて、しばらくプレイしました。
彼らもまた真剣でした。

これがIMOにおいての最後の交流でした・・・・たぶん。

このあと部屋の片付けや荷物の整理などが数時間続きました。
意識朦朧。
疲労困憊。

ただひとつ覚えているのは、282号室で寝るべきtosが
283号室に無言で入ってきて、
(壁と布団の端と2段ベッドの天井とomegaで囲まれた)
1辺80cmの立方体ほどの狭いスペースに無言で割り込んできて
無言で爆睡し出したことだけです。


自分もいつの間にか寝ていたようです。


7/16(日) :1日中観光

夢の中でマカオの女の子(ry

起きる。
みんなで「朝食を食べよう〜!」と高らかに宣言する。
たべる。
283号室のカギがない。

8時半、出かける。

Bled湖に到着。
三重人「琵琶湖ぐらいじゃん」
しねばいいのにー

(詳しく解説すると、tosは三重国に住んでおり、
その母国の大自然がどこにも負けない素晴らしいものであると思い込んでいる。
そのため、tosは三重国外の自然をことごとく否定しつくそうとする。)

(ちなみに、琵琶湖は三重国内である。要注意。)

(ちなみに三重国は、日本と同様にIMOに参加していた。
開会式「Makedonia、・・・Mexico、・・・MIE!! ふ〜ふ〜(歓声の嵐)」)

Bled湖は綺麗だった。
湖面の色が濃くなっている場所があった。なぜだろう。

湖のほとりのアイス屋さんが、地面にアイスの絵を落書きしていた。
O-hosがエロ顔ウサギの「単振動人形」を買った。
噂によると、このキャラ、most famous character in Slovenia の可能性が。

Bled湖を出発。
山奥で、バスを降りる。
バスガイドについていく。
この国では、バスガイドは旗の代わりに「かざぐるま」や「おはな」を持つらしい。

川沿いの道を行く。
景色を楽しんだ。
川の水が澄んでいた。
しかし、
三重人「こんなの三重にあるよー」
しねばいいのにー

30分ほど歩く。疲れた。
バスガイドに「この先に景色がもっともよいところがあります」と言われる。
力を振り絞って歩く。

やがて、視界が開けた。
目の前に、大きな滝が現れた。

しかし、
なんかいまひとつ感動しない。
ん?
これ、日本でよく見かけるやん。
・・・・・・

結局、30分間歩き続けた割には、
「萎える滝」
だった。
JPNら「こんなの日本にあるよー」
MIE「こんなの三重にあるよー、日本にさえあるよー」


滝の近くの小屋でアイス食べる。やっぱりおいしい。
バスのところまで戻る。
地獄の30分。
もうつかれた。
なえ。
30分間景色を一度も楽しむことは無かった。

(ちなみに、萎え国、萌え国も日本国と同様にIMOに参加していたらしい。
開会式「・・・Makedonia, Mexico, MIE!, MOE!, ・・・Morocco, Mozambique, NAE!,・・・」


気を取り直して、バスで次の場所へ。
午後2時。
山のふもとのスキー場っぽいところへ。
雪は全く無く、芝生の斜面が広がっていた。遠くの山の頂上には雪が少し残っていた。

景色がよく、空気のおいしい所だった。
三重人はここでは黙っていた。

昼飯。
その横では、やはり大音量で音楽。スロベニアの伝統音楽らしい。
しかもよく聞くと2日前の観光の時と同じ曲だった。

ここで、経験者tosは、「食券テクニック」を駆使して昼飯を2回食べた!
金メダルが取れなかったゆえのやけ食いか。
あるいは、三重国の自然がスロベニアに負けたゆえのやけ食いか。

昼飯は、やさいがまずかった。

ブランコがあった。
乗ってみた。
残念ながら、ハイジの世界を体験することは出来なかった。

団長とかオブザーバーとかと合流する。
サッカーをやろうということになる。
サッカーコートらしきものがあった。
左右端にゴールが設置されていた。
Unfortunately, そのゴールはサッカーをするにはあまりに小さ過ぎた。

斜面にスライダーのようなものが設置されていた。
山の上のほうから、モノレールみたいな乗り物に乗った人が
1人ずつ高速で降りてきていた。
面白そうなので、やってみることに。

とりあえずリフトに乗ろうとする。
ん?
リフト代、840円。
た、高い・・・・・・
ケチな三重人が、リフトを使わずに山を登ろうと言い出す。
結局、それもあきらめる。
三重人、スプリンクラーを回転させて遊ぶ。一般人も被害に。しねばいいのにー

そうこうしてるうちに、財団がリフト代をおごってくれることになった。
キター。

リフトに乗る。
自分とO-hosは、ドイツ代表2人と一緒に乗った。
何もしゃべらないのも微妙なので、少々会話をした。
"Do you know the country MIE?"
"・・・・・・"
彼らは戸惑っていた。どうやら、知らなかったようだ。

スライダーの出発点に到着し、リフトを降りる。
列に並ぶ。
なんと、リフト券をここでも使うシステムになっていた。
リフト券を買わずに山を登ってきていた人達があまりに可哀想であった。
(実際はそんな人は1人もいなかった。)

There is a convex person P.

微妙にjapanese warikomiをされながらも、ようやくスライダーの番が回ってくる。
乗る。
アクセルとブレーキがついていた。
発車!

速度があがってくる。
速度があがってくる。
カーブキターーー
カーブでは、脱線を恐れて微妙にブレーキをかけた。
(スーパーマリオRPGでよくそんな事あったなぁ、とか思いつつ)

風を切るのが爽快だった。眺めが良すぎた!楽しかった。
前の人が途中で停止してて、自分も停まらなければならなかったのだけが萎えだった。

一方、cosは最初から最後までアクセル全開だった模様。
力学的エネルギーを保存していたようだった。
落差を100mと仮定して、最後には秒速44m、時速159km。

ふもとに到着。
ここで、集合時間が来たので、バスへ。


6時45分、宿舎に到着。
JPNらは、素早くバスを降り、パソコン室へ急行した。
今ならネトゲリアもいないはず。

・・・・・・いた。
しかもネトゲリア連合は既に全てのパソコンを占拠していた。
お前ら、観光にも行ってないだろ、実は。

(ちなみにクウェートとネトゲリアの関連性はほとんど無いことが既に分かっていた。)

仕方が無いので、JPNらは部屋で雑談。
「昨日のテンションはありえなかったなぁ」
その後は晩飯。

その後は、昨日交流したクウェートとENKAしようということになり、
クウェート部屋を訪れる。
しかし、人が1人しかおらず、しかもあまりカードゲーしなさげな人だったので、
お土産交換だけをした。
「クウェート国旗シール」をもらった。

クウェートは「クウェート国旗シール」を大量に保有していることが分かった。
自分達にくれた、6枚。
彼らのTシャツの後ろに1枚ずつ、計4枚。
壁にクウェート国旗で矢印が描かれている。3枚。
ドアにもやたら貼られまくっている。8枚。
つぅか、彼ら、お土産それしか持って来てない。たぶん。


外はまだまだ明るいので、外へサッカーの野試合をしに行くことに。
尾高さんを探す。
いない。

スポーツ大会のサッカーの決勝戦が行われていた。
クロアチアとクウェートとギリシャが総当たりしていた。
しばらく観戦した。ちょ、レベル高すぎ。
クウェートのチームの中にマリオという名前の人がいた。
クウェートのチームの中にちくしにそっくりの人がいた。

ここで、JPNらは、サッカーやらないか、と誘われた。
自分のチームにパキスタン人とかがいた。
また自分がキーパーになった。
敵チームのitoにゴール決められた。NAE.

やがて、夜暗くなり、やめた。
部屋に戻る。 ホンコンな人達が部屋にやってきたので、お土産交換をした。
その後、外でスポーツ大会の表彰式があったので、見に行くことにした。
やたらテンションあがってた。
はげしく踊った。

カザフ人とお土産交換。
tosがジャグリングを披露。
台湾な人が1人いたので、トランプに誘ってみる。
七並べをした。
ブラフを教えようとしたら、知っていた。
itoが、チョコの味当てゲーに夢中になっていた。

ねむくなったので、ねました。


7/15(土) :リュブリャナ観光、スポーツ大会の続き

起きました。
283号室の中では自分が最初に起きたようでした。

腕時計に目をやります。
8:10でした。
私は昨日、ガイドから、明日は7:10にめしだと聞いていました。

つまり、今日も私達はガイドに見捨てられたのです。
ショックです。
(お前らが勝手に寝坊しただけだろ、という考えはどうかおやめください。)

そんなことを20分ほどぼうっと考えていました。
8:30になったようです。
朝飯は8:30までと聞いていたので、下の階に朝食を食べに行くことにしました。
tosとO-hosは、部屋でまだぐっすり眠っていました。

昨日までならマツケンを鳴らして起こすことが出来たのですが、残念でした。
私は、彼らを見捨てました。

朝食は、パン1枚。



リュブリャナの観光に出発するまでの間、適当に暇つぶし。
ネットをした。
ネットをしているのはクウェートではなく、複数の国で構成された
ネトゲリア連合であることが分かった。

さて、ここで、外国選手との交流に飢えていたJPNらは、
今日のテーマを「交流」とdefineした。

Ohhosが筑駒から謎な紙を持ってきていた。
筑駒のいいおとこたちの顔写真がたくさん並んでいた。
この中で誰が一番かっこいいか女に訊いて回れ、と頼まれていたOhhosであった。
来年は灘もこれをやろう。

あとはマカオの人たちとテーブルサッカーしたり。日本、圧勝。
マカオ代表の女の子はかわいい。

バングラデシュとおみやげ交換。
リュブリャナ観光へ。
バスに乗る。IMOバッジを着けてるとバス代はタダ!
バスを降りる。
ガイドについていく。
某デパートの最上階に連れて行かれる。
スロベニアではエスカレータもエレベータも全部Schindler。こわい。

文房具コーナーで、「オエサネタ」と書かれたノートを発見。
読めない。
表紙には日本のアニメを模したらしいへたくそな絵が。
あまりにネタ。
衝動買いしてしまった。約80円だった。

そのあとは、いろいろ説明を聞きながら市内を回る。
ガイドに「解説聞いてないと意味ないよ」と日本語で注意される。
ますます険悪。

市役所らしきところで解散して、アイスを食べた。バニラ+クッキー味。
スロベニアのアイスは日本のアイスよりおいしいと思う。
味の種類も豊富だったり。

あとは川沿いの市場を散策。
個性的なルービックキューブがあったので、買いました。約540円。安い!

宿舎に戻って、昼飯。
外ではスポーツ大会の続きが行われていましたが、日本は初戦敗退してるので
暇でした。
部屋に戻って、暇つぶしに辞書単語当てやって、そのあと部屋で昼寝。
今日は全然交流できてない。orz


2時間ぐらいして、目を覚ます。
「青春アミーゴ」が大音量で流れてる。キター

部屋には「えむじかいきゃく」で寝てるomegaしかいなかったので、
ほかのJPNらを探しに行きました。
1時間ぐらい探してようやくほかの4人を見つけました。

交流をしよう、ということでyos、tos、omega、Ohhosはフリスビーに参加。
1時間ぐらいやりました。
そのあとは、芝生の上でomegaと「スロベニアンゲーム」をしました。
スロベニアの蚊が多くてウザかったです。
(注:スロベニアカを定義した時にはスロベニアの蚊は周りを飛んで
いなかったので、スロベニアの蚊はスロベニアカには含まれません。
分かりにくいですね。要注意です。)

そのあとは、JPNで集まって、成績の話とかをしたのですが、
いつの間にか晩飯の時間が終わってしまっていたので、
残り物のパン3つを食べました。
(しかもなぜか晩飯を食べそびれたのがyosとomegaだけなのはなぜだろう。)

ここで、選手全員の成績が決まり、日本、7位確定!
過去最高の成績!キターー
ITOを意識して、「せぶーん、せぶーん、せぶーん」を路上で何度もやりました。
外国人にひかれました。

空が一瞬激しく光ったのですが、ビルの向こう側で、よく見えませんでした。
お祝いの花火だったのかもしれません。
どこかの国の、採点会議に対する怒りの空爆だったのかもしれません。

あるいはマツケンだったのかもしれません。
omega「飛べ〜、飛べ〜、マツケン第一宇宙速度〜〜♪」

なにやら台湾代表らが自前のノーパソでゲームをしていました。
玉ころがしゲームでした。
面白そうだったので近くで見させてもらいました。

あと、どこかの国がウイイレもどきのサッカーゲーをパソでしていました。
itoが上手かったです。
それから、どこかの国が謎のカードゲーをしていました。
tosは知っていたようでした。

いよいよJPNらも疲れてきたので、全員283号室に戻り、だらけました。
いわゆるtanθ = 0になっていました。
午前0時でした。
(しかし、ここからが各国ITO狙いの正念場だったのです!)

O-hosの意識がしばし飛んでいた模様。
寝ぼけているO-hos「ニンジンどうすればいいの?」
O-hos曰く「試験を受けていている最中にニンジンが必要になった」とのことでした。

tosはもう寝てしまっていました。
もうこれ以上の人が寝ないようにするために、JPNらの努力が始まりました。

「Oh, 寝耳に水〜」
「Oh, japanese kotowaza、寝耳に水〜」
「Oh, really?」

「Oh, 寝鼻に水〜」
ito、寝鼻に水ガード装着!
「Oh, 寝頭にペットボトル〜」
「Oh, really?」
「Oh, japanese kotowaza、寝鼻に水〜」
「Oh, really?」
・・・・・・


眠さで意識が飛びそうになっていたJPN6は、睡魔を乗り切るために、
寝転びながら、喘ぎ声をあげはじめました。
"Oh... oh... oh..."
これのおかげで、JPNらのテンションは、えっちな方向へ向かっていきました。


「Oh, japanese kotowaza、寝股間にかつおぶし〜 」
「Oh, 寝股間にまっしぐら〜」
「Oh, 寝れな〜い」
・・・・・・


電子辞書 "Oh." (音声読み上げ)
O-hos,ito 「Oh....」(喘ぎ声)
電子辞書 "Oh." (音声読み上げ)
O-hos,ito 「Oh.....」(いやらしさに満ち溢れた喘ぎ声)
電子辞書 "Oh." (音声読み上げ)
O-hos,ito 「Oh......」(いやらしさに満ち溢れた喘ぎ声+いやらしいモーション)
・・・・・・


『ここ、容易に寝れない。』
tosがこの環境下でなぜ寝続けられているのかが不思議でなりませんでした。

cosは、いつの間にか隣の部屋へ避難していました。
JPNらの中で、ただひとりの常人です。たぶん。



一方、JPNらの部屋の外でも、おかしなことが行われていました。
どっかの国のおとこの代表選手らが、階段のそばで盛り上がっているようです。
その中には、ある男の子がいたのですが、
その男の子の仲間達は、
女が通りかかるたびにその女をつかまえて、その男の子を指差して、
「こいつは今日誕生日だから、こいつにお祝いのキスをしろよ」と女にせがんでました。
女、嫌がっていました。
男たちは、アホみたいに盛り上がっていました。
いわゆる「バースデー詐欺」です。
日本じゃセクハラで訴えられるかもしれません。


クウェート代表らも奇行に走っていました。
彼らは、彼らの部屋(JPNらの部屋の3つほど隣)から、
一定時間おきに奇声を発していました。

JPNらは、それに対抗しようとして、同じ奇声を上げ返しました。
すると、数秒後、奇声が返ってきました。

こうして、日本とクウェートの、奇声の通信対戦が始まりました・・・
日本とクウェートは、交互に奇声を上げあいました。
何度も続けました。
2つの国の部屋の間には、電気の消えた韓国代表らの部屋があったようですが、
おかまいなしにやりました。

最後は彼らと握手をして、対戦を終えました。


ほかにもいろいろあったかもしれません。でも、これ以上は覚えていません。
よって、この日の日記はこれで終わりです・・・


7/14(金) :1日中観光

日本選手は、寝坊した。

これまでガイドは全ての飯を日本代表と一緒に食べていたが、
ここで初めてガイドに見捨てられた。
このあとガイドとの関係が険悪になっていく、第一歩だった。

バスに乗り、しばらく移動。

アドリア海に到着。
ここで、今年初めてセミの鳴き声を聴いてしまう。

自由時間が1時間だけ与えられる。
団長とかオブザーバーとかに会う。
試験の結果についていろいろ皆で話す。
走って海に飛び込む。ITOの部分点狙いか。
からい。
しばらく遊んで出る。時間が無い。
財団のお金でアイスをおごってもらう。
食べる。大きすぎてなかなか食べられない。あと5分でバス出発。
omegaがアイスを地面に落とす。勿体無い。

結局集合時刻に遅れたが、ほかの国が間に合っているはずも無く、
予定通りバスに乗れる。

アドリア海沿いの町、ピランへ。
町並みがディズニーシーにすごく似てるらしいが、行ったことが無いので分からない。
細い路地がたくさんあって、おもしろい。
itoが、日本人のcamera nationっぷりを発揮していた。

ここで水を買う。
5000トラール出した時に500トラールを出したと思い込み、儲けた気になる。


バスでまた移動。
持ってきていたマツケンがなくなっていた。
「マツケン物理」で、最後に自ら「浮力」を確認して、
アドリア海でお亡くなりになったか。

「マツケン酸化〜♪」とか歌ってた。

よく分からない山奥に到着。
テーブルがたくさん置かれている広場があった。
そこで昼飯を食べた。
広場には、大音量でスロベニアの陽気な音楽が流れていたにもかかわらず、
日本代表らはそれに合わせて踊ることが出来なかった。
こんなのでITOは大丈夫なのか。

新聞の見出し:「日本、音楽で踊れず − ITO優勝への不安高まる」

広場の近くには、小さな洞窟もあった。
tosだけが洞窟内の怪しい崖通路を通り、別の出口から出てきた。
さすが、3年目。

その後はまたバスで移動して「ポストイナ鍾乳洞」へ。

バスを降り、鍾乳洞の入り口に向かう途中、トイレに行こうとするが、
なんとトイレが有料。ケチな日本代表らは、あきらめた。

入り口。
JPNは"Japanese warikomi"をしようとして、ITOの部分点をここでも狙ったが、
イエローカードが出て、まさかの減点。これはイタい。

なんとトロッコに乗って洞内へ。「マインカートコースター」か。
勾配はあまり無いものの、速度がそこそこ速かった。
途中、壁や天井スレスレの場所が多数あって、危険だったが、
かなりスリルがあっておもしろかった。
あんなの日本じゃ絶対許可下りないだろ、とか思った。

10分ほどして、降りる。
そこには、広大な空間が広がっていた。日本の鍾乳洞よりはるかに大きかった。
いたるところに、自然に出来たとはとても思えないような形が作られていた。
順路の道には上り坂や下り坂があったりするし、
順路の外には谷があったりして、地形も壮大だった。
かなり凄かった。
(近くに立ち寄った時は、是非行ってみてほしいです。)

随分歩いて、トロッコの駅に到着。
洞窟から抜け出すのにもトロッコを使う。

トロッコに乗る前に、我慢していたトイレへようやく行けた。
しかも、無料!キター

しかし、そこにはなんと、
民族の差が生んだ致命的な問題が内在していたのであった!!

Japanese are too short to use the toilet.

ありえね。
スロベニアの小便器、高めに設置しすぎ。
しかも自分以外の日本人(tosでさえも)みんな使えてるから、さらにショック。

それで結局自分は個室に入って、もたついてる間に、なんとトロッコが来て、
みんな乗り込んでしまっちゃったように思えたので、急いでトイレから飛び出し、
連続幅跳びをしてトロッコに向かった。
何とかトロッコの発車に間に合うことが出来た。

帰りのトロッコも、天井や壁が近くて、危ないものだった。
しかし、日本人は、天井に頭をぶつけて死ぬことを心配する必要は
あまりに無かった。

Japanese are too short to die.

JPNは、このへんで、やっぱりテンションがおかしくなってきていた。
前の席の外国人選手らがフラッシュ撮影をするたびに、JPNらは
「フラッシャー!!」
と高らかに叫んだ。
洞内はフラッシュ撮影禁止だったので、注意したつもり。
しかし、彼らには通じなかった。
何度もフラッシュをたくたびに自分達も叫んだが、
それでも通じることは無かった。
民族間の壁は、想定していたよりもわずかに厚かったのかもしれません。

洞窟の外へ。
クッキーを買う。
他の日本代表らにほとんど食われる。
萎え。

omegaとtosが、コリオリ力体験装置で、外国人らとがんばった。
その間、自分達は、レゴブロックでドミノ倒しを作ろうとする。
小さな男の子に途中で倒される。
萎え。

ここで、お土産を買いました。
ハガキ何枚かと、金色の人面魚のおきものを買いました。
「単振動人形」をここで初めて発見しました。バネの先に人形がついてるやつです。
スロベニア人はやっぱり知的です。

ついでに、このへんから常体と敬体が混じり始めます。

バスに乗って、宿舎に戻った。
なんと、成績の一部が貼り出しされてる。
どこの国が毎年強いのかをインターネットで調べようとして、
みんなでパソコン室に向かった。

パソコン室。
ちょ、ネトゲ族が占領してる。
あれ、昨日も、おとといもじゃなかったっけ?
・・・ていうか初日からずっとじゃん!

そのパソコン室の近くには、日本代表の部屋以外に
クウェート代表の部屋があったので、
ネトゲをやっているのがクウェート代表らだと思い込む。
こうして、クウェートは、ネトゲリアと呼ばれるようになった。略してNTG.

ネトゲリアをパソコン室から追い出すために、誰かが"Japanese uchiiri"を提案。
そういえば、JPNらはたびたび"Japanese 〜"を開発して連呼していました。
japanese yasegaman.
japanese enki.
japanese atodasi.
japanese sakidasi.
japanese fuiuchi.
japanese uchiiri.
japanese warikomi.
japanese jyusui.
japanese dozaemon.
japanese NAE.

クウェートの貼り出された成績(一部ではあったが)を見る。
ちょ、全部0点。
コンテスト途中で抜け出してネトゲしてた可能性が高い。
ていうかコンテストにも参加してないか。
夜中は寝ているようだった。しかし、飯の時間にはいた。

睡眠>ネトゲ>>・・・>めし>コンテスト
お前ら何しに来てんだよっwww

ネットは諦めて、ばんめしを食べた。
その後、貼り出されてる成績を眺めた。
自分の点数は想定どおりだった。
よその国の点数もいろいろ見た。
ドイツが今年はフィーバーしてるとか。ワールドカップのおかげ?
超難問の6をポーランドの選手が解いてたり。

そんなことをしてると、ポルトガル人が突然やってきて、
「マフィアやらないか?」と誘ってきた。

自分は英国研修の時にマフィアゲーを体験済みのはずであったが、
ルールとかをすっかり忘れていた。
なんかいろいろあって、自分がマフィアになって、
ネタでOhhos(:市民)を殺して、
気づいたら自分も司会のノリで殺されていて、
・・・

このゲーム、やりまくったら相当英語が上達しそう、と実感。

司会が「イタリア人はきっとみんなマフィアだから殺そう!」とか普通に言ってた。
あまりにひどいわ。

ゲームが始まって日本代表は次々死んでいった。割と司会のノリが原因だった。
死んだ日本代表らは、その勢いで、奇声を上げながらそこらへんを走り回った。
あまりにITO狙いであった。

なぜかcos(:市民)だけは生き残った。
しかも、指名されることも一度も無く、
殺される気配さえなかった。
発言こそしないものの、ちゃんと手を挙げて投票には参加してるのに。
すごい。
生きてる。
最初50人くらいでゲームが始まって、残り5人になってもまだ生きてる。
すごすぎる。
cos、常任理事国入り。
cos、supercitizenの称号を与えられる。超市民。

結局ゲームは残り5人で終了した気がする。
残り5人までゲームが続くのはきわめて稀なことらしかった。

マフィアゲーを日本代表ら6人でやってみた。
クソゲーと化した。

真夜中になり、JPNらは、今日最後のITOの問題を解きに行くことにした。
"駐車場でテニスボールサッカー"。
あれは発想点を結構取れたかも。

途中でバングラデシュの人が1人入ってきた。
日本代表の誰よりもうまかった。

疲れてサッカーをやめたあと、ようやくパソコン室のパソコンが空いていたので、
適当にネットをした。
自分は、スロベニア大会の公式ホームページで暇をつぶした。
各国代表の写真、各国語で書かれた問題などがupされていたので、そのへんを眺めた。

午前3時半、就寝。


7/13(木) :試験2日目・スポーツ大会

おきて、
めしくって、
しばらくして試験会場へ。
クーラーが無いから、やっぱり暑い。
アイスランド人とか死なないのかな。

試験開始前に、前の席にいた、おもしろい顔の外国人選手さんと握手。

試験開始!

4を見る。簡単そうな数論。解き始める。
自然とy2-1を因数分解する方針になる。解ける。
小さな数で実験もして、答えが正しそうなことを確認。
答案を丁寧に書く。終了。
答案を書くのにやたらと手間がかかる。(100分)

パンを1つ食べる。

5。代数のような数論のような。
いろいろ実験する。周期が2の解を発見して、萎える。
整係数多項式の例の使い方とか、思い出すはずも無く、とけない。
6。組合せ幾何!
帰着することを考えまくる。
うまくいかない。
とけない。
これを何度か繰り返す。

何も進展しないので、もう1つパンを食べてみる。(220分)
それでも何も進展しなかった。
そこで、水をもらってみる。(260分)
何も進展しない!
終了。(270分)


10分後、ほかの日本代表たちと出会う。(自分だけ会場が違った。)
5番を解けてない人が大勢いた。
5番を解けていない人たちが5番の解法を聞いて、萎えていた。
6番は、超難問のようだった。

(結局、今年の6問は、
7
C
A
N
N
0
つまり、幾何がどこにも無いわけで。orz)


それで、なんか、みんなで話し合っているうちに、
全員が3完or4完っぽい空気になって、
全員が銀っぽい空気になって、
全員が某オブザーバーAの「銀ののろい」を疑った。

結局、全員で「銀!」と叫んでおいた。
全員銀なら、ネタにはなるかも。

tosが「日本に帰りたかったです。」と掲示板に書き込んでいるのが微妙におもしろかった。


昼飯を食べた後は、しばらくフィットネスしたかも。
外は珍しく雨が降っていた。
スロベニアの雷鳴は、心臓が止まりそうだった。

雨はすぐ止んで、午後3時ぐらいからスポーツ大会とか。
日本チームはサッカーのトーナメントに出場。

Japanese are too short to play basketball.

自分達の試合が始まるまでの間、他国同士の試合をいくらか観戦。
IMOの代表選手かどうか疑いたくなるようなハイレベルな国もあった。

自分達は、アイスランドと対戦。
「明らかにyosはキーパーである」により、キーパーをやることに。

日本は、客席の多数の外国人たちにやたら応援されていた。
相手がボール持つたびに大ブーイングとか。
(彼らはアルゼンチン人だったらしい。)

アイスランドは決定力に欠けていたようで、10分間守り抜くことが出来た。
しかし、日本も決定力不足で、1点も入れることが出来なかった。
結局、PKで勝敗を決めることになり、自分は決められ、itoが外して、
日本、1回戦で敗退。
しかし、アルゼンチン人達によって、自分が胴上げされた。

[テンション高いな。日本も負けてはいられない。]

この頃から、日本代表は、ITO(国際テンションオリンピック)の存在を妄想し始める。
そして、何かにつけてテンション上げにいこうとする傾向が出始める。

サッカーで負けた日本代表は、建物の中へ戻り、談話室に篭る。
テレビとX-boxがあった。
X-boxで遊ぼうとしたが、テレビの画面の切り替え方が分からなかったので、あきらめた。
その代わりに、コントローラだけ握って、しばらく脳内マリオをやった。
時々コントローラが振動していた。

あとは、スロベニアのテレビを見た。
ドッキリ番組やってた。
ふとった男の人が、坂道を何度もころげ落ちていた。いたくないのかな。

ここで、談話室にアイルランド人が2人ほど現れる。
トランプで「四則」をやることに。
ここでもやはりitoが英語で神説明。
n乗根の説明がやや難しかった模様。
( (1/n)[th] powerと考えて、one n[th][th] power か?)

最初、日本代表たちはほとんど手を抜くことなくゲームを進めた。
そのせいで、アイルランド人はまったくカードが取れなかった。
そこで、途中から少しずつ手を抜くように変えたが、
こんどはアイルランド人に「手を抜いている」のがバレバレになった。
最後のほうは、アイルランド人にも「待ち」の概念が身につき始めていたかも。

晩飯を食べて、そのあとはビリヤードの部屋に行く。
コインを入れないとボールが出てこないことが発覚。
ビリヤード台は2つあって、
それぞれの台の手球だけは台の上に出ていたので、
ケチな日本代表らは、2つの手球のみを使って、落としあいとかをして遊んだ。
それから、エアーホッケーもした。
筑駒の人たちはあんまり強くなかった。

すっかり夜になり、談話室に戻る。
「共円」を外国人に教えないといけないなぁ、という話題になる。
Ohhosが外国人になりきり、自分が外国人に「共円」を教える練習をした。

yos :Do you know "kyoen"?
Ohos:No. Please explain.

(ルールひととおり説明。)

yos :Do you understand?
Ohos:OK. By the way, I hear that there are many "kyoen mania" in Japan.

そんな外国人いたら怖いよw


談話室の中は、多数のスロベニアカで充満していた。
この頃から「スロベニアカ」は、略して「スロベカ」や「スカ」と
呼ばれるようになった。

後、何したか覚えておらず、就寝。
みんなで「マツケン物理」とかやったっけ。
例のマツケン人形を、振り子運動させてみたり、放物運動させてみたり。
床や壁に激突してマツケンが鳴り止むのが、あまりに爽快。
みんなテンション高かった。ITOの点数にもなったことだろう。

明日は観光!

[日記に書ききれなかったこと]
・食堂の近くにある自動販売機らしき機械にomegaが100トラールを投入。
ジュースの書かれたボタンを押すと、10トラールが出てきた。
これにより、その機械は「10分の1両替機」であることがわかった。
よって、スロベニアンは金銭感覚がおかしい。


7/12(水) :試験1日目

午前6時20分、起床。
電灯のスロベニアカ達は、いつの間にか解散していた。

午前6時45分、朝飯。

窓の外を見る。虹キター
試験は午前9時からなので、その間、リラックス。
2段ベッドに書かれていた呪文を、O-hosと一緒に数回唱えた。
"If you think that fuck is funny, fuck yourself and keep your money."

午前8時35分、試験会場へ移動。
なんと、自分以外の5人は会場同じなのに、自分だけ会場違う。

自分の会場は、18行5列ぐらいの広い部屋だった。
席を見つけ、着席。
荷物検査があるときいていたが、ない。マツケン持ってこれたやないかorz

前においてある時計がカウントダウンしている。
さすがにないとはおもったが、一応前の時計が約60秒ごとに1分減っていることを
確認しておいた。(腕時計は持ち込めなかったので、前の時計に頼るしかなかった。)

着席して約20分後、やたらうるさい笛が鳴り、
4時間半の試験が始まった。

(試験関連のところは、白で書いてます。)

まず、机の上にあるものを整理する。
日本語で書かれた問題用紙を発見する。
H2Oカード、WCカード、紙くれカード、ヘルプカードを脇にどける。
質問用紙と答案用紙を間違えかける。
ようやく問題用紙と答案用紙だけが出揃い、問題に取り掛かれる状況になる。(2分)

1を解き始める。幾何。
図を描く。あまりに簡単だった。
答案を丁寧に書く。終了。(25分)

とりあえず2に進む。組合せ理論。
少ない数で実験。
答えの見当がつく。(35分)
隣接する2つの三角形が両方「よく」なることが1箇所を除いて起こりえないことを
利用した方針をごちゃごちゃ考える。グラフも描いてみたり。
その最中に、答えを下から評価するための具体例を構成できた。
しばらくして、上の方針をあきらめる。(90分)
円を描いて、その中にやたら大きな二等辺三角形をひとつ描く。
そしたら二等辺三角形がもう小さいのしか描けなくなったので、方針が立つ。
見当をつけた答えにたどり着けることを確認。(105分)
答案を丁寧に書く。終了。(150分)

腹が減ったので、3番の問題を眺めながら、パンを食べてみる。(155分)

残った3へ。不等式。
答えの予想がつかない。
a,b,cの大小関係や符号を、ある形に帰着することを考える。
帰着でき、同時に絶対値が外れた。(170分)
しかしあと何をすればいいか分からなくなり、
一瞬幾何的に解くことも考え、いろいろ混乱して、
結局、微分した。a=0の場合のMの最小値がすぐに出てきた。(210分)
一般の場合の計算をやり始めた直後に、左辺の因数分解に気づく。
微分の計算はあまりに大変そうだったので、因数分解からの方針を考える。
絶対値とa2+b2+c2とかがあるし、
因数分解できたおかげで「点と直線の距離の公式」そのものになったので、
幾何的命題に帰着!
(後でほかの人に聞いたら、それは帰着ではなくてその逆だといわれた。)
その先を必死で考えるも、無理だった。
終了。(270分)
2完したので、ま、いいか。
3完した人たちは、2完した人たちに「えねみ〜!」と呼ばれていた。

試験の後は、卓球をやるノリになった。
卓球場が閉まってた。
itoが、かっこいい英語を駆使して受付に交渉しに行った。
だが、何故か無駄だった。

結局、パソをしばらくやってから、昼飯へ。
itoが「実写盤」を、"Japanese Ninja Game"とか言ってガイドに説明していた。
どこかの国がバースデーとかで拍手とかしてて騒いでてうるさかった。

昼飯の後は、ガイドとかその他の人たちで、カードゲーム"ENKA"をした。
スロベニア版ウノのようなもの。
日本のウノよりspeedyかつninjaで、面白かった。
あと、「全員ドロー5カード」とか、おかしかった。
日本代表は1ゲーム終わるごとに「うぃなー」とか「るーざー」とか叫んでた。

結局3時間くらいENKAをやって、
あとは、晩飯食べて、
昨日と同じように音楽室に行って、
いろいろ弾いて、
部屋に戻って、
マツケンでいろいろ遊んで、
寝ました。

アジア人で、やたらピアノの上手い人がいた。
幻想即興曲(すごくはやくて、ほとんどひけるきがしないきょく)を弾いてた。
すごいなぁ。

[日記に書ききれなかった小ネタ]

・IMO実況スレ

652 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:20

tos3完キターーーーー!!

653 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:33

tos3完キターーーーー!!

654 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:34

tos3完キターーーーー!!

655 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:44

tos3完キターーーーー!!

656 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:53

tos3完キターーーーー!!

657 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:54

yos早く解けよ.

658 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:04:59

tos3完キターーーーー!!

659 名前:Mr.名無しさん 投稿日:06/07/12 19:05:02

tos3完キターーーーー!!


・「おーっと、tosがH2Oカードでジャグリングを始めました!」


7/11(火) :開会式の日

おきる。
朝飯を食べる。スロベニアで最初のまともな食事。
コーンフレークとサラダ。おいしかった。
食堂の時計が20分遅かった。コンテスタントを試験に遅れさせる罠のように思えた。

開会式での自分達のパフォーマンスを何にするか、みんなでぼうっと考えた。
手裏剣を客席に向かって投げるとかいう案が有力に。

午前8時半。ガイドとともに、街に出る。両替をしに行く。
スロベニアの町はおもしろい。
まず、日本でもよくあることだが、
駐車禁止マークを気にせず、車がびっしり駐車してる。知的。
それから、壁の落書きの随所に等式や幾何の図があった。あまりに知的。
あと、歩行者信号の青の時間が10秒。ばあさんにはきついだろ、これ。
さらに、店のポスター1枚あたりの「%」の文字数がやたらと多い。
きっとスロベニアン主婦は「%」の数で店を選んでる。

川沿いの市場がにぎわっていた。
町の中心、3本橋のところで、"Oh!"とみんなで連呼。

橋を渡り、広場を抜け、両替所へ。
10000円を15800SIT(「15800トラール」or「15800スロベ」と読む)に両替。
やっと買い物が出来るようになった。
お札には楽譜や幾何の図が印刷されてあったりして、これまた知的。
破れた箇所がセロテープでくっつけられてるお札もあった。

ガイドに連れられ、街中の小山の頂上にあるリュブリャナ城へ。
頂上から街を一望。屋根は赤、壁は白、木は緑。
城の近くに
・崖っぷちに設置された後ろ向き壊れかけベンチ
・今にも崖下に飛んでいけそうなブランコ
・首吊れそうな輪っか付きぶら下がりロープ
の3点セットがあった。コンテスタント減るよ〜。
さらに城から街へ降りていく坂道もやたらと急勾配。
これもコンテスタントを減らす罠か。

自分達は、周りを飛び回っているウザい虫を総称して
「スロベニアカ」と呼ぶことにした。

「スロベニアカ」がたくさん飛んでいた。

街へ降り、市場でアイスを買った。味の種類が豊富だった。
O-hosが食べた「エナジーアイス」はまずかった模様。

宿舎へ戻る。何かのインタビューが来ていた。
3年目のtos、2年目のomega、よき通訳itoの3人が、インタビューに応じる。
残った3人で、開会式用の手裏剣を作ろうということに。
tosが持ってきたという折り紙を探す。が、見つからない。

tosがインタビューから帰ってきて、折り紙を鞄から取り出した。
あまりに小さい折り紙だった。萎えた。
結局、パフォーマンスネタを考え直すことに。
6人全員で、真剣に考えた。
その結果、たくさんの案が出てきた!
・騎馬戦
・アニメのなんか
・土下座
・相撲
・ハラキリ
・納豆食べる
・genre:「灘」
・胴上げ
O-hosが持参のハチマキでシモネタをやった。日本代表、初シモネタか。
昼飯。
昼飯後、ふたたび案を考え、結局、
全員ではっぴを着て相撲のようなことをステージでやることに決定。
部屋で何度か練習した。
自分は行司役をつとめた。itoとOhhosの取り組み。
自分は役柄上、行司が持ってるうちわみたいなやつを持っていたので、
仰ぐことが出来て快適だった。
ただでさえクーラーの無い暑苦しい部屋なのに、はっぴがあまりに暑すぎた。

午後2時40分、開会式場へ、各国選手団が歩いて移動。
独特の衣装を身にまとった国もあった。が、その中でも、
日本選手団は明らかに浮いていた。
その証拠、車で通りかかった現地人がみんなこっち見てる。
客観的に浮いていることが証明された。

15分後、会場のホテルへ。クーラーが効いていて涼しい。
ここには選手以外の各国の世話役な人がみんな泊まっているとか。
ちょ、格差ありすぎ。

開会式が始まるまでの間、
前の画面には「円周率、ダメ。ゼッタイ。」の映像が流れていた。
あれを見てると、気分が悪くなる。ここでコンテスタントを一気に減らす作戦か。

上の階には尾高さんとか。

開会式が始まった。
えらいひとたちの喋りがひととおり終わった後、
国ごとに前に出てパフォーマンスやる時間。
微妙に背景映像がGoogleEarthだったり。

国によってパフォーマンスはさまざまなものだった。
舞台から客席めがけてお菓子とかいろいろ投げてくる国もたくさんあった。
日本選手はほかの国の選手と同じように、
飛んでくるお菓子を必死で手に入れようとした。が、無駄だった。
Japanese are too short to catch the snacks.
(この「ジャパショ構文」はこのあとも何度も出てくるので注意。)
ホンコン選手団は「カメラで記念写真を撮る」パフォーマンス。
イタリアは、予想通り、サッカー優勝パフォーマンス。よくできてた。
日本は、相撲がただのけんかのように見られたという説も。まぁ、いっか。

ていうか、6人名前が表示されてるのに、6人前に出てきてない国とかがあった。
罠によって減った人たちか。可哀想に。

国紹介のあとは、スロベニアの音楽を聴く。
スロベニアンは変拍子が好きらしい。4拍子と5拍子の混在とか。7拍子とか。
客席では、音楽にあわせてイタリア−日本−カザフスタンが縦波で単振動したり。

やっと開会式が終わり、宿舎に戻ろうとするも、無数の国の代表に止められ、
一緒に記念写真をとろうと言われまくる。
なかなか宿舎に帰れず、最後のほうは割と面倒だったが、
日本代表は一度も「ノー」と言えなかった。
日本人は写真がお好き。
町に繰り出してるIMOとは無縁な怪獣さんとも記念撮影。
日本、「被写オリ」優勝は確実。

(大体、日本は「〜オリ」を妄想しまくる傾向にあるといえる。
特に、3日後からがひどかった。)

宿舎に戻る前に、コンビニに寄った。
水が安かった。
さすがにスロベニアには「お〜いお茶」は売ってなかった。残念。
しかし、「緑茶 レモン味」という飲み物があった。
しかし、お金が無いので買えなかった。
店の外に出るためには、1つだけある小さなレジの前を
必ず通過しなければならないようになっていた。
いわゆる「何も買わずに外に出ようとすると気まずくなるシステム」。

宿舎到着。
晩飯。
スロベニアの晩飯は昼飯とほぼ同じ量。
晩飯後はトイレに篭ってBrazilianのふりをしてみたり。
結局、見破られた。

その後は、みんなで音楽室へ。
ピアノが置かれてある部屋がいくつかあった。
明らかに呪われてる部屋もあった。
いちおう試験前なので、そこで弾くのはやめておいた。

まともな部屋で、自分とtosとomegaがいろいろ弾いた。
nada
mario
many denpappa
ぐらいか。
ほかの人は聴いてた。
itoがホントは弾けるはずなのに、弾かなかった。
何度か外国人に覗かれた。
「まだやってんの?」とか日本語で言われた気がした。

ito、cos、Oh-hosが途中で部屋へ戻った。
tosとomegaのでんぱっぱぶりに飽きて、自分も部屋へ戻った。

午後10時。明日は朝から(IMOの)試験なので、そろそろ寝てもいい時間。
常人部屋の3人(Ohhos,omega,yos)で、
「数オリ事典に載ってる問題」を1問だけ解いてから寝よう、ということになった。

omegaが15分ぐらいで解き終わったようで、そのまま寝た。
自分は50分ぐらい考えて、やっと解けた。その後、Ohhosも無事に解けた。

寝ようとして、電気を消そうとした。
おぞましいものをみた。
天井の丸い電灯のまわりに、多数のスロベニアカ!

これは、電気を消すと・・・痒くて翌日試験を受けられなくなるかもしれない!

結局、電気をつけたまま、就寝。午後11時半。

[日記に書ききれなかった小ネタ]
・数オリ事典中の問題。「・・・は、丁度57種類存在することを示せ。」
・暑いのでうちわで扇いでる時。「あおげ、あおげ、あおぐぞ、あおぐぞ。」
・自分が日本から持ってきたマツケンの人形。背中のスイッチを押すと
マツケンサンバが流れる。
この日、床や壁に顔面から勢いよくたたきつけると鳴り止むことがついにわかった。


7/10(月) :成田出発、パリ経由でスロベニアへ到着(この日は31時間)。

起床。
時間も無いので、朝飯へ。
食券は昨日使ってしまったので、朝飯は自腹。

ここで、衝撃の事実。

[メニュー]
晩飯:ふつうのめし1200円程度
朝飯:バイキング1800円(or 値段の割にすごくしょぼいめし600円程度)

ちょ、朝食のほうが値段高いやないかorz
結局、しょぼいめし600円で妥協。お金は、大事に。
[このとき636円をtosに貸すが、まだ返ってきてないような・・・]
飯の後、荷物を瞬時にまとめ、空港へ。
スーツケースを預ける。
ito,cos,Ohhos,omegaと合流。これで、選手がそろう。
副団長とオブザーバーB(ひげのおじさんと仕事しないおばさん)とも合流。
みんなで写真撮影。itoに「共円判定模試」を持たせて撮影。

さらにいろいろ手続きがあって、んで、出発ロビーへ。
暇なので、クウタンのスタンプラリーとか。
動く歩道で逆行したり、センサー飛び越えたりして遊んだり。
tosが動く歩道の"向こう行き"と"こっち行き"の2択で真剣に悩んだり。
免税店"Akihabara"とか。マリオカート売ってた。

ここで円をユーロに換えようとするが、ユーロが高いので、止めた。
飛行機(Air France)に乗る。
離陸。

海外線にはよくあるが、座席についているリモコンがスーファミ仕様。
クソゲーもたくさん遊べる模様。
いや、実は良ゲーもあった。

とりあえず、フランスに着くまでにユーロの値を下げないといけないので、
リモコンの↓キーをみんなで連打した。

そのあとは、機内食。まずい。パンだけおいしい。
隣の席のomegaによって、自分のパンが味噌汁の中に入れられた。
それを食べたら、まずくて、くえなかった。
こうして、
「a,b:くえる ⇒ a+b:くえる」
の反例が発見された。

飯の後は、数オリの勉強とかする空気にもならず、
座席ごとについてる画面で、ゲーム。
"Invasion"はシューティングだが、遅いし、単調。
"Hangman"は隠された文字当てゲームだが、あまりに苦手。正答率10%とか。
しかし、"Caveman"はとても面白かった。最速クリアとかもomegaとがんばった。
先行入力が重要だとわかった。
最後の26面を8秒でクリアした。
Air Franceに乗った方は、是非この記録を破ってみてください。

しばらくゲームをしていると、なぜか選手6人の席のとこだけ
画面が変化し、ゲームが遊べなくなった。
「おまいら、勉強しろ。」の意味か。鬱。

omegaに「第1回共円判定模試」をさせると、なんと50分ほどで全問解いてしまった。
すごすぎる。

まぁあとはカップヌードル食べたり寝たり2回目の機内食食べたりしてると
フランスが間近に。
もう1度ユーロを下げようということで、ふたたびみんなで↓連打。
円の値を上げるという方針で、
「Yボタンを押しながら↑連打」とかもやってみた。

omegaが飛行機の上下運動を大きな声で実況。
「さがったさがったあがったさがったあがったコンスト〜」
周りの日本人客、引いてたわ。

夕方、パリに到着。
信じられないことに、ユーロが下がってない。結局、ここでも両替せず。
"You ohed"(ohの動詞用法)の封印が解き放たれ、みんな言えるようになった。

パリ、リュブリャナ(スロベニアの首都)間の飛行機は、小さかった。
しかも、乗客にIMO人が多。
アイスランド代表と名乗る人に、共円を"a very interesting game"と紹介しておいた。
しかし、ルールはここでは言えず。残念。
折り紙とか、折れない。てるてるぼうずぐらいしか作れないわ。

午後8時ごろ、スロベニアに着陸。まだ夕方。
スロベニアの森の香りが・・・

入国審査。
なんかEUな人は素通りできるとか。せこいわ。
何故かtosが素通りできてた気が。IMO3度目だかららしい。
結局、列に並ぶ。
審査官の脇に、没収されたパスポートが山積みになっている。
ひどいもんだ。

あとは、現地のIMO人に誘導され、待機室みたいなとこへ。
自分達は、共円をしながら、現地のお菓子を食べた。味はそこそこ。
外国の選手の気を少しでも引くために「共円!」のかわりに"Circle!"と叫んだ。

バスで移動。満月が出てて、綺麗だった。
寝てたら、選手の宿舎に到着。
窓に鉄格子。ちょ、収容所かい。泊まる建物とは違ったので、少し安心。

日本選手たちを世話してくれるという、現地のガイドに出会った。
(しゅぺら、っていう女のひとだった。日本語を少しだけ話せるようだった。)
ガイドからいろいろ説明を受けた。
itoが通訳できてる。すげっ。かこいい。

それにしても、この宿舎、施設が多い。
各階パソ部屋・ゲーム機完備、卓球場、フィットネス、運動場、
ピアノ何台も、テーブルサッカー、テーブルホッケー、ビリヤード。
すばらしい。IMOを忘れてしまいそうだった。

ガイドとの関係は良好だった。この時点では。

風呂が無くてシャワーしかないことがわかった。
まぁ、当分自分には関係ない。
IFHO(国際風呂入らないオリンピック)で頑張るぞ。

一旦落ち着いた後、パソ部屋ヘ。
「数独」ゲームが入ってた。いらね。

持ってきた携帯のうち片方がすでに破損。いちおう使えたが、萎えた。
Ohhosが若干itoの英語力を知って複雑な思いを抱いていたような。
午前1時、就寝。

2段ベッドの上の段から落ちやすい構造になっていた。
しかも、落ちると下の段の人に衝突できるようになっていた。
コンテスタント減るよ〜。
結局、上の段の布団を床に下ろして、解決。

[部屋割]
282号室:ito,tos,cos
283号室(常人部屋):Ohhos,omega,yos


7/9(日) :成田での集合の前日。空港近くのホテルで前泊。

起床。
スーツケースは前日に宅急便で成田に飛ばしていたので、
リュックの荷物を適当に整理。
あまり外国人へのお土産がない。まあいいか。
役に立つかもしれない、ということで、
「第1回共円判定模試」「第2回共円判定模試」を数枚ずつ印刷。

で、昼ごろ出発。
文房具店でいつもの100枚入りの分厚いノートを買う。
2つ持っていった携帯(1つはいつもの、もう1つは海外用)のうち1つを
早くもなくしかける。あぶない。
新大阪に着く。
新幹線に乗る。
新大阪を出る。親と別れる。

名古屋へ。tosキター
「第1回共円判定模試」をさせてみた。
全部解かれる。つよい。
しかしこれのおかげで成田空港までの列車に乗っている時間ほぼ全てが潰れた。
すごい。
天むすを食べる。まぁ、味はそこそこ。
パッケージの原材料名っぽいところに「プリプリ海老」と書いてある・・・

成田空港駅。なぜか手荷物検査。パスポートも要求される。
空港の外へ。tosとホテルを探す。
ホテルまでのバス発見。しかし、その直後にバスは出発し、乗れず。
そのせいで、ホテルでの集合時刻に間に合うのは絶望的となった。

しかーし、経験者tosは、突如、去っていくバスを全速力で走って追いかけた!
初心者yosは、tosにも追いつけず。
ありえね。

はぐれそうになりながらも、集合時刻ぎりぎりでホテルに到着。
ひげのおじさんに、第3回・第4回の添削問題の返信をもらう。
あと、夕食か朝食のどちらか一方がサービスになるという食券をもらう。

部屋へ。
晩飯までの間、サザエたんを見ながら、2人で共円。

晩飯。
「夕食または朝食で使用できます」という食券の表記に、tosが文句をこぼしていた。
(要するにこの表記だと、夕食かつ朝食で使用することも
できるやないか、というお話。数学的。)
結局、朝飯より晩飯のほうが値段が高いだろう、ということで、晩飯に食券を使った。

晩飯は、天ぷら。
飯の後、少し売店をのぞき、部屋へ。エレベータがぼろい。

「共円将棋」なるものをtosに教えてもらい、やる。最後の1回を除き、全負け。
(ゆとりの学校の「フェアリー詰共円」とは無関係。)

まぁあとはNHKの「テクノクライシス」とかいう番組を傍観して、
ちょっと寝て、
起きて、
サッカー決勝戦観て、
途中で寝て、
本日はおわり。

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共円ist達の奇声集

10/29
"Z[i](={a+bi|a,bは整数})における素元分解(素因数分解のようなもの)の一意性"より、
「tan(p/q)°∈Q ⇒ p/qは45の倍数」
が割と簡単に示せました。

9/27
自然数nの各桁の和が9
⇔あるa1,a2,a3,…(ai:一桁の非負整数)でΣa≦9なものについて、n=9+9a1+99a2+999a3+…

↑「各桁の和が9な非負整数の集合」と「各桁の和が9以下な非負整数の集合」の間に一対一対応を与えています。

8/31
我が校に共円が積極的に広まるようにするには、どうすればいいのだろうか。

8/8
AB=BC=CD=DE=EF=FA=1な凸6角形ABCDEFがある。
このとき、直線AD,BE,CFによって囲まれる三角形の面積の
最大値を求めよ。

と言う問題を考えましたが、解く気が起きません。

6/30
今日は、赤コウラの軌跡を計算しようと思いつきました。


さて、前の立体角の話。

定理

上の図において、
(角Pの立体角) = sin2(θ/2) (全球を1としています)

上の定理は、適当に積分すれば示せます。
(ちなみに、ここでは全球の立体角を1としていますが、実際は立体角の単位として
ステラジアン(sr)というものがあって、全球は4π[sr]となっています)

さて、ここで実際に測定してみると、
[一般人と話すとき]
自分の眼から相手の顔面までの距離:30cm
相手の頭の半径(頭は完全な球体とする):13cm
[NORIMA(≒yosの天敵)と話すとき]
自分の目から相手の顔面までの距離:11cm
相手の頭の半径(頭は完全な球体とする):15cm

となっているので、先の定理を使えば、下のように立体角が計算できます。
[一般人]
sin2(θ/2) = (1-cosθ)/2 = 1/2 - 2(√105)/43≒0.0234
[NORIMA]
sin2(θ/2) = (1-cosθ)/2 = 1/2 - (√451)/52≒0.0916

なんと、NORIMAの顔は一般人の顔の約4倍も視界をさえぎっているようです。

ところで、人間の視野の立体角がどの程度なのかはよく知りませんが、
まあ0.33程度でしょうか。そうだとすれば、一般人と話すとき、
相手の顔は視界の約7%を占めているということになります。

めでたし、めでたし。

6/2
一般人やNORIMAと喋ってる時に、一般人やNORIMAの顔が自分の視界を占める割合を、立体角で計算。
これはまた暇なときに書きます。

↓なんとなく。
「△ABCがあり、辺BC,CA,AB上にそれぞれ点A',B',C'をとると、
△ABC∽△A'B'C'となった。
このとき、BC,CA,ABの中点をそれぞれP,Q,Rとすると、
PA':QB':RC'=cosA:cosB:cosC
が成り立つことを示せ。」

5/17
座標平面上において、
点から直線への写像(関数)
f:R^2(原点除く)→(R^2上の、原点を通らない直線全ての集合)
f(P(X,Y))={(x,y)|xX+yY=1}
を考える。

これはようするに

てことなんですね。(上の図の円は全て単位円です)

ちなみに無限遠点というものを含む「射影平面」で考えてやると、原点や原点を通る直線についても考えてやれます。


さて、このとき、
f(f(A)とf(B)の交点)=直線AB
が成立します。
証明は簡単で、
A=(a1,a2),B=(b1,b2)、f(A)とf(B)の交点を(X,Y)とすると
a1X+a2Y=1,b1X+b2Y=1 が成立するので、
f(f(A)とf(B)の交点)={(x,y)|xX+yY=1}は点Aと点Bを通ります。

これを使うと、
直線f(Q)上の任意の点をPとすると、f(P)は必ず点Qを通る。
が示せます。


さて、これをいろいろな幾何の問題に応用できないかと考えている今日この頃なわけです。。。


5/10
今日授業で
(1+2+...+n)2=13+23+...+n3
という式が出てましたが、これこそ数学的帰納法。

しかしIQサプリの"0/0=0"はいまだに許せませぬ。

5/7
ちなみに、数学的帰納法というのは、
ある「自然数nに関する命題」が真であることを示す1つの方法です。
「n=1のとき、その命題が真であること」
「任意の自然数kについて、『n=kのときにその命題が真ならば、n=k+1のときにその命題が真である』ということ」
この2つを証明すれば、任意の自然数nについて命題が真であることが示せますね。


この方法は、直接には証明しにくいことを示すのによく使われるわけです。
たとえば、


……
うぅ、思いつかない……


3n≧n3
数学的帰納法を使って示せますが、ひょっとするともっと簡単に示せるのかもしれません。


4/27
この前、現社の時間で、先生が、
「自分とは?」
という質問を出して、全員に答えを提出させたときがあったような気がしますが、
その時こんなことを書いた人がいたそうで。


自分は、全ての自然数である。

以下、数学的帰納法によって、
自分がn(n:任意自然数)であることを示す。

n=1のとき、自分は1つの個体なので成立。
n=kで成立するとき、自分はkなのであり、
このとき自分の内面にもう1人の自分を見出すことで
自分はk+1であるといえる。よってn=k+1で成立。

よって、示された。


うーむ。このままでは激しく詭弁のような気がしますが、
何となく言いたいことは分かるような分からないような。

この辺のことはあまり考える気が起きませぬ。




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